研究課題/領域番号 |
18K09109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 (2021) 九州大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
藤井 政徳 佐賀大学, 医学部, 講師 (00805351)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 股関節形成不全 / 骨盤形態 / 骨盤傾斜 / 有限要素法 / 寛骨臼形成不全 / 骨盤矯正骨切り術 / 骨盤骨切り術 / 骨頭被覆 / 股関節応力 |
研究成果の概要 |
寛骨臼形成不全患者の姿勢に伴う骨盤傾斜の変化は症例毎に多様であること、この骨盤傾斜の変化は股関節の接触圧力に大きく影響することを明らかにした。この知見に基づき、患者固有の骨盤傾斜を再現した上で骨盤矯正骨切り術のシミュレーションを行い、矢状面、冠状面など、多平面での寛骨臼の位置補正が、股関節の接触圧力分布などの生体力学にどのように影響するかを明らかにした。この研究結果によって、各患者の寛骨臼矯正の被覆・向きを最適化するためには、股関節の形態だけでなく、荷重肢位での生理的骨盤傾斜も取り入れるべきであることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寛骨臼形成不全患者は、他の原疾患による変形性股関節症に比べ若年で発症し、有効な保存的治療が存在しないことから、骨盤矯正骨切り術等により変形性股関節症の進行を予防し、人工股関節全置換術の回避を目指すことが重要である。本研究の結果は、患者個々の骨形態、患者の姿勢に応じて最適な寛骨臼の矯正を行う上で重要な知見であり、今後実臨床の骨盤矯正骨切り術の術前計画等へ応用することで、治療成績の向上に貢献できると考えている。
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