研究課題/領域番号 |
18K09119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
高相 晶士 北里大学, 医学部, 教授 (90439117)
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研究分担者 |
内田 健太郎 北里大学, 医学部, 講師 (50547578)
大久保 直 北里大学, 医学部, 准教授 (10450719)
岩瀬 大 北里大学, 医学部, 助教 (30406946)
井上 玄 北里大学, 医学部, 准教授 (80594209)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血管内皮増殖因子 / 疼痛 / 神経ペプチド / Apelin / 血管内皮成長因子 / TGF-β / 古典経路 / 非古典経路 / ゲノム編集 / 変形性膝関節症 / 非炎症性 |
研究成果の概要 |
血管内皮増殖因子(VEGF)を介した変形性関節症疼痛機序を解明するために、VEGF関連神経ペプチドの同定と疼痛への関与、および TGF-βによるVEGF調節機構を検討した。滑膜組織におけるVEGF発現は疼痛スコア(VAS)と正の相関を示した。VEGF刺激によりApelin の発現が上昇した。また、Apelinの発現は安静時痛と正の相関を示した。VEGFの発現はTGF-βによって誘導され、その発現は古典、非古典経路の阻害によって阻害された。本研究結果からVEGFはApelinを介して疼痛に関与すること、その発現はTGF-βによって調節されている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疼痛の慢性化による我が国の経済損失は3,700億円と推定されており、疼痛治療法メカニズムの解明および疼痛治療法の開発は、社会的、経済的基盤の改善に極めて重要な意義を持っている。本研究成果は、血管内皮増殖因子(VEGF)の上流ならびに下流を標的とした変形性関節症患者の疼痛治療の新たな治療標的を供給するもである。
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