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腱板断裂モデルを用いた間葉系幹細胞移植の治療効果

研究課題

研究課題/領域番号 18K09125
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

後藤 昌史  久留米大学, 医学部, 准教授 (70330868)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード腱板断裂 / 脂肪由来幹細胞 / 肩甲上神経障害 / 幹細胞治療 / 腱板修復 / 脂肪組織由来間葉系幹細胞 / 腱板断裂モデル / 陳旧性腱板断裂 / 脂肪組織 / 間葉系幹細胞 / 腱板付着部 / 組織再生 / 脂肪由来間葉系幹細胞
研究成果の概要

慢性腱板断裂群(以下TT群)、神経障害のある慢性腱板断裂群(以下DN群)を作成し、脂肪由来幹細胞を断裂部に注射し(以下+ADSC)、その後4週、8週、12週で比較した。引張試験で4週の剛性でDN>TTを認めた。8週の剛性・Young率でDN+ADSC>DNを認めた。組織学的検査では4週では明らかな差は認めなかったが、8週でDN群で見られた筋萎縮が、DN+ADSC群では改善した。また腱付着部でも4・8週時においてDN群で構造が未熟だったがDN+ADSC群でより成熟した構造が見られた。
今回の結果よりADSC注射によって断裂修復部構造の成熟度が高まり剛性の向上につながったと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究では、脂肪幹細胞(ADSC)の腱板修復の効果について検討した。腱板修復におけるADSCの効果の報告は少ない。今回の結果では、ADSC注射によって断裂修復部構造の成熟度が高まり剛性の向上につながったと考えられる。
腱板修復術は安定した成績が報告されているが、大断裂・広範囲断裂に対しては未だチャレンジングな手術で、高い再断裂率が報告されている。今後ADSCの効果が認められれば、待機手術であれば事前に患者の脂肪を採取・培養し腱板手術時に注射することで再断裂リスクの低減が期待できるのではないかと考える。今回は母数が少なかったため、今後母数を増やし報告していきたい。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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