研究課題/領域番号 |
18K09130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
冨田 善彦 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (90237123)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害薬 / 腎細胞癌 / 免疫療法 / 浸潤リンパ球 / 浸潤マクロファージ / 免疫チェックポイント阻害剤 / バイオ―マーカー / PD-1 / PD-L1 / 免疫チェックポイント / 免疫プロファイリング |
研究成果の概要 |
腎細胞癌における免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の有効性を評価するバイオマーカーとなりうる複数の腫瘍関連分子、免疫関連分子を免疫組織化学的アプローチから探索した。その結果、CD8陽性T細胞および、CD68陽性マクロファージの腫瘍組織内への浸潤を伴う腎細胞癌ではICIの治療効果が高く、有意に全生存期間、癌特異生存期間、無増悪生存期間が延長していた。腫瘍組織への免疫細胞の浸潤がICIの治療効果に強く関連することが示され、今後、腎細胞癌患者の治療選択における有効な指標となると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポント阻害剤のバイオマーカー探索は患者の治療選択にとって有益なだけでなく、医療コストの抑制という面でも非常に意義のある課題である。腫瘍組織から抽出した遺伝子の網羅的な解析といったアプローチもなされているが、実用性・汎用性の低さが問題であった。我々の研究結果から、腫瘍組織の免疫組織染色という広く一般的に普及している手法を用いて、ICIの予後予測因子を同定することに成功した。
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