研究課題/領域番号 |
18K09132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 近畿大学 (2020-2022) 大阪大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
藤田 和利 近畿大学, 医学部, 准教授 (50636181)
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研究分担者 |
三善 英知 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20322183)
野々村 祝夫 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30263263)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 糖鎖 / PSA / 糖鎖PSA / フコシル化 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
フコシル化は癌および炎症における重要な糖鎖修飾の一つであり、 Core型、Lewis型、H型の3種類存在する。マイクロキャピラリー電気泳動免疫蛍光測定装置を用いて血中のcore型フコシル化PSAを測定するため測定キットの開発を行った。Core型フコシル化PSAは前立腺生検陰性患者と比べ前立腺癌患者で有意に上昇していた。またGleason score とも関連を認め、Gleson score 7以上の前立腺癌ではGleason score 6及び生検陰性群と比べても有意に上昇していた。またS2,3PSAと同時測定することにより高リスク前立腺癌診断の精度が更にあがった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Core型フコシル化PSAが高リスク前立腺癌患者の血中で上昇しており、治療を行う必要のある前立腺癌患者を採血により診断できることが可能となった。また認可されたS2,3PSAと同時測定することによりその精度が更にあがることを明らかにした。測定方法は実臨床で使用されているュータスマイクロキャピラリー電気泳動免疫蛍光測定装置を用いており、実臨床で実施が可能で、短時間での測定が可能である。今後臨床性能試験を行い臨床応用を目指す。
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