研究課題/領域番号 |
18K09134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
亭島 淳 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (20397962)
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研究分担者 |
松原 昭郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 専門研究員 (10239064)
坂本 直也 国立研究開発法人国立がん研究センター, 国立がん研究センター・先端医療開発センター, ユニット長 (20571798)
安井 弥 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (40191118)
林 哲太郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (60612835)
神明 俊輔 広島大学, 病院(医), 助教 (70749936)
井上 省吾 広島大学, 病院(医), 講師 (90457177)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 去勢抵抗性前立腺癌 / オルガノイド / 薬剤感受性 / 泌尿器癌 / 薬剤耐性 |
研究成果の概要 |
正常前立腺組織、限局性前立腺癌組織、去勢抵抗性前立腺癌組織(CRPC)由来のオルガノイドを樹立した。これらのオルガノイドおよび前立腺癌細胞株を用いて、KIFC1、MAPT、TUBB3、BUB1B、procadherrin B9などの分子群を介した、CRPCにおける薬剤耐性の分子機構を明らかにした。これらの組織における超転写保存領域(T-UCR)、およびそれによって発現が制御されるマイクロRNA群発現について、オルガノイドにおける相違を確認した。これらの分子群およびT-UCRの解析によって得られた知見について他癌種においても解析し確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オルガノイドはその由来となるヒト検体の組織学的な特徴を忠実に反映しうるモデルであり、症例の薬剤感受性評価に適している。本研究によって、多くの分子を介したCRPCに対する薬剤耐性機構について解明された。オルガノイドによる薬剤感受性のスクリーニングのデータは実臨床での薬剤の効果予測因子として有用なだけでなく、症例ごとに最適な薬剤選択を行う個別化治療を可能にする上で重要な情報となりうる。
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