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淡明細胞型腎細胞癌におけるVBC-Cul2複合体下流の新規治療標的分子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K09140
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

神波 大己  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20402836)

研究分担者 馬場 理也  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)
矢津田 旬二  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 講師 (20749626)
元島 崇信  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (60726355)
村上 洋嗣  熊本大学, 病院, 助教 (70735703)
荒木 令江  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (80253722)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード腎癌 / VHL / 新規標的分子 / 3次元培養 / 質量分析 / 3次元培養 / 腎細胞癌
研究成果の概要

ヒト腎細胞癌細胞株786-Oの亜株(pRC3、WT8)を用いて3D培養系を確立し、細胞内アルギニン及び/又はリシンを安定同位体ラベルしたpRC3(VHL-)、WT8(VHL+)、WT8にHIF安定化剤(Roxadustat)を添加したものを3D培養し、SILAC法によるプロテオミクス解析を行い、VHL欠損により増加する分子254種を同定した。更にRNAシーケンスを行い、標的候補分子の転写レベルでの発現変化やHIF依存性を併せて検討した。腎癌細胞自体の増殖・生存や患者予後に関与する事から、mTOR関連分子と酸化ストレス関連分子に焦点を当て、pVHL新規標的候補分子として更なる解析を進めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎細胞癌は増加傾向を示している癌の一つである。腎細胞癌のうち大部分を占める淡明細胞型腎細胞癌では約80%の症例でVHL遺伝子変異やプロモーターのメチル化が認められ、VHLタンパクの機能喪失が癌化および進展に寄与していることが知られている。現在までにVHLの下流分子である血管内皮成長因子VEGFのシグナル伝達を阻害する分子標的薬が複数臨床応用され、一定の予後改善効果が実証されてきたが、完全奏効することは非常に稀であり奏効してもいずれ抵抗性が獲得される。VEGF以外の腎細胞癌特異的な新規治療標的の同定は新規治療薬の開発、更なる予後改善につながる可能性を秘めており、学術的意義、社会的意義が大きい。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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