研究課題/領域番号 |
18K09142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
神沢 英幸 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00551277)
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研究分担者 |
林 祐太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
水野 健太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
黒川 覚史 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50468253)
守時 良演 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50595395)
西尾 英紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10621063)
岩月 正一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70595397)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 精子幹細胞 / 少子化問題 / 停留精巣 / 精巣形成不全症候群 / 精巣癌 / 尿道下裂 / 男性不妊症 |
研究成果の概要 |
本研究は精巣形成不全症候群(Testicular Dysgenesis Syndrome;TDS)における精子幹細胞機能異常の機構解明および周囲環境の影響を目的とした。まずTDS精巣における精子幹細胞機能の低下を明らかにし、原因遺伝子としてUFF1・KDM5Aの同定に成功した。また精巣の温度環境が高温になることで精子幹細胞の遺伝子発現異常が出現し、造精機能障害につながることを示した。さらにTDS精巣において精子幹細胞の支持細胞であるSertoli細胞およびそれらが構成する血液精巣関門が機能障害を生じ、その原因遺伝子としてCLDN11を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精巣形成不全症候群(Testicular Dysgenesis Syndrome;TDS)は胎生期の性成熟過程において遺伝的要因・環境的要因により男性生殖機能障害が引き起こされる疾患群のことであり、停留精巣、精子減少症、精巣癌などが代表的疾患である。TDS患者では造精機能障害による男性不妊症が引き起こされるため、少子化問題が喫緊の課題である我が国においてその対策は急務である。本研究は生後早期からの精子幹細胞(SSC)機能低下を示すとともに、その原因遺伝子群を同定し、停留精巣の早期手術や精索静脈瘤手術が造精機能障害を改善させることを科学的に明らかにし、その有用性の社会的啓蒙に有意義と考えられる。
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