研究課題/領域番号 |
18K09146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
魏 民 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70336783)
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研究分担者 |
加藤 実 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (30711684)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Oncomodulin / Urothelial carcinoma / 膀胱癌 / 膀胱がん |
研究成果の概要 |
in vitroおよびin vivo試験系を用いて新規膀胱発がん関連因子であるOncomodulin (以下、OCM)の機能解析を行った結果、OCMは尿路上皮発がんにおいて細胞増殖能、遊走能および浸潤能を制御する多彩な機能を有する分子であることが明らかになった。また、その作用機序にカルシウムシグナル伝達経路の活性化が関与することが示唆された。加えて、新規作製したOCMホモ欠損ラットを用いた膀胱発がん試験で、OCMは膀胱発がんに関与することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトにおける尿路上皮癌は再発率が高く、根治は極めて困難である。そのため、発がん分子機序を解明し、尿路上皮癌の発症を予防することは喫緊の課題である。OCMは尿路上皮癌の中で、最も発生頻度が高い膀胱癌において、発がん過程の超早期から腫瘍にかけて継続して発現が増加する分子であることから、本研究で得られたOCMを基軸とした尿路上皮癌発症機序に関する研究成果が、尿路上皮癌の超早期診断および発症予防に向けた基盤的な研究成果を提供できると確信している。
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