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前立腺癌における免疫応答と血管新生調節因子バソヒビンを標的とした新規治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K09149
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮崎 保匡  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (80445329)

研究分担者 小坂 威雄  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (30445407)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード前立腺癌 / 血管新生 / 上皮間葉転換 / 抗体療法 / バイオマーカー / 血管新生阻害剤 / 癌微小環境 / バソヒビン / 癌化 / がん微小環境 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 免疫応答
研究成果の概要

血管内皮細胞株や前立腺癌細胞株におけるバソヒビン2の発現をウェスタンブロット、細胞蛍光免疫染色にて検討した。バソヒビン2は血管内皮細胞と一部の前立腺癌細胞株で強く発現を認めた。この結果から、癌血管新生においては癌細胞自体もバソヒビン2を発現しており、バソヒビン2は血管内皮細胞で発現が認められることが判明した。
バソヒビン2の強く発現を認めた血管内皮細胞や前立腺癌細胞株に抗バソヒビン2抗体を投与したところ細胞増殖抑制効果を認めた。バソヒビン2を阻害することによって直接的な癌細胞の増殖抑制を認めることが判明した。血管内皮細胞に対しても細胞増殖抑制効果を認め、血管新生を阻害することが判明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、前立腺癌におけるバソヒビン発現の病態解明につながると期待され、学外研究者との交流が飛躍的に活性化し,血管新生を標的とした泌尿器科癌の病態解明を行う臨床研究プロジェクトにも発展しつつある。バソヒビンは前立腺癌以外の癌においても癌の進展や転移に関与していると報告されており、本研究で明らかになったバソヒビンの研究成果は、前立腺癌の進展予知に有用なバイオマーカーの開発という新しい研究領域の開拓(萌芽的研究の発見)に結びつき,腫瘍における血管内皮の異質性、つまりVASH1、VASH2を発現している血管内皮細胞をターゲットとした新規治療方法の開発の可能性への今後の発展が期待される。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] THE ANALYSIS OF EXPRESSION AND MOLECULAR MECHANISM FOR VASOHIBIN-2 IN PROSTATE CANCER2018

    • 著者名/発表者名
      Yasumasa Miyazaki
    • 学会等名
      American Urological Association (AUA) 2018 Annual Meeting
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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