研究課題/領域番号 |
18K09152
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
古田 昭 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90349613)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 間質性膀胱炎 / 16S細菌叢解析 / ハンナ病変 / 膀胱内細菌叢 / 16Sメタゲノム解析 / 拡大尿培養 / 膀胱痛症候群 / 細菌叢 |
研究成果の概要 |
本研究は尿中メタ16S細菌叢解析法と拡大尿培養法を用いて、ハンナ型間質性膀胱炎(HIC)の病態を解明することを目的とした。研究開始当初は、乳酸桿菌の増加に伴って膀胱組織内が局所的に酸性化すれば、HICに特徴的な頻尿や膀胱痛が出現する可能性を強く疑っていたが、尿中メタ16S細菌叢解析の結果、ある種の細菌がHIC群で有意に増加していることが判明した(HIC関連菌)。一方、乳酸桿菌はHIC群・対照群ともに最も多い細菌であったが、HIC群と対照群の間に有意差はなく、HIC関連菌と乳酸桿菌の間にも有意な相関は認められなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
尿中メタ16S細菌叢解析の結果、従来報告されていた細菌(乳酸桿菌)とは異なるハンナ型間質性膀胱炎(HIC)関連菌が判明したことは新規性に値する。さらに、拡大尿培養によって約40株のHIC関連菌を培養・同定・保管することに成功した。今後はこれらのHIC関連菌を用いて、尿中HIC診断キットや新規治療法を開発する予定であり、本研究には進歩性も認められる。
|