研究課題/領域番号 |
18K09153
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
吉池 美紀 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究技術員 (60398964)
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研究分担者 |
岩本 晃明 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (60046117)
佐藤 陽子 東海大学, 生物学部, 教授 (50398963)
仲田 浩規 金沢大学, 医学系, 講師 (80638304)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 3次元再構築 / 精巣 / ハムスター / 停留精巣 / 3次元再構成 / 精子形成 / 3次元再構成 / 精子形成不全 |
研究成果の概要 |
3次元再構築精巣というツールを用いて、精子形成不全発生過程を、精子形成および障害に関連した種々の指標の3次元的分布に基づいて解析することを目的として研究を行った。0および70日齢の正常ハムスター精巣の病理標本から、3次元可視化解析ソフトを用いて3次元再構築を行った。その結果、いずれの精巣も精細管の数は8-11本で、2-4本の支配的な管があり、その管だけで全長の80%以上を占め、全周性に存在した。残りの管は短く、精巣の片側だけに存在した。全体として、精細管の走行に規則性はなかった。本法はシンプルであるが、複雑な管構造の解析に有用な方法であり、精子形成の研究の発展に貢献できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハムスター精巣を用いての3次元再構築は他に例がなく、また精子形成不全モデル動物を用いての検討も初の試みである。特に、3次元再構築された精巣の全体像を対象とした観察からは、精巣組織の一部を用いた検討からは得られない新たな発見がある。本研究ではモデル動物と精巣の3次元再構築および多様な情報のマッピングを組み合わせることにより、精子形成不全発生過程を経時的・空間的・多面的に観察することが可能になる。またこの結果から、障害が進展しても精子形成が残存している部域の位置や偏りなどの情報が得られれば、ヒトでのMD-TESEによる精子回収率を向上させるための新しい指標を開発する有力な手がかりとして期待できる。
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