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去勢抵抗性前立腺癌のドセタキセルに対する耐性獲得機構の解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K09164
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

三宅 秀明  浜松医科大学, 医学部, 教授 (60379435)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード去勢抵抗性前立腺癌 / ドセタキセル / 耐性獲得機構 / 新規治療
研究成果の概要

去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)細胞株を、ドセタキセルに持続的に暴露させ、薬物濃度を段階的に上昇させることにより、ドセタキセルに対する耐性株を樹立したが、カバジタキセルに対しては交叉耐性を示さず、母細胞株と同等の感受性を示すことを確認した。次いで、耐性株においては、ドセタキセル暴露の有無にかかわらず、AktおよびMAPKが恒常的にリン酸化されていることを明らかにし,特に特異的Akt阻害剤を併用することによりドセタキセルの耐性株に対する感受性は顕著に亢進することを示した。また,in vivoにおいても耐性株はドセタキセルに比しカバジタキセルに対して顕著に良好な感受性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ドセタキセルはホルモン療法に抵抗性を獲得した進行前立腺癌に対する第一選択の治療である。本研究ではドセタキセル抵抗性前立腺癌株を樹立し、その解析を行ったところ,ドセタキセル抵抗性にAktの恒常的リン酸化が重要な役割を果たしていることを明らかにし,Akt特異的阻害剤がドセタキセル抵抗性前立腺癌株のドセタキセルに対する感受性を顕著に亢進させることを示した。以上より、上記の試みが進行前立腺癌に対する新たな治療戦略になりえる可能性があると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] mCRPCに対する逐次治療におけるタキサン系抗がん薬の役割2020

    • 著者名/発表者名
      三宅秀明
    • 雑誌名

      日本臨床

      巻: 78 ページ: 1012-1018

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 進行前立腺癌治療に関する最近の話題2020

    • 著者名/発表者名
      三宅秀明
    • 学会等名
      第106回日本泌尿器科学会四国地方会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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