研究課題/領域番号 |
18K09174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
遠藤 純央 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30646823)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80551267)
田口 和己 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00595184)
藤井 泰普 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30566229)
海野 怜 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40755683)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 腎結石 / メタボリックシンドローム / β3刺激薬 / ベージュ細胞 / 尿路結石 |
研究成果の概要 |
まずは、C3H10t1/2細胞から分化させたベージュ細胞とマウス尿細管上皮細胞の共培養実験を行った。共培養させた群で尿細管上皮細胞へのCOM結晶付着量が少ない傾向にあった。また、共培養群では培養時間の経過とともに、尿細管上皮細胞の炎症性サイトカインの発現が低下した。続いて、腎結石モデルマウスの手法を用いた実験を行った。β3刺激薬を投与してベージュ細胞への分化誘導を行うと、Controlと比較して腎結石形成量が有意に減少した。また、腎における遺伝子発現を調べると、ベージュ細胞を分化誘導したマウスにおいては、炎症性サイトカインの発現が低下し、抗酸化ストレスマーカーの発現が亢進していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、抗メタボリックシンドローム作用を持つベージュ細胞は、腎の抗炎症・抗酸化ストレス作用をもたらし、腎結石形成を抑制する可能性が示された。この研究を発展させることで、メタボリックシンドロームの改善および尿路結石の予防という、双方向性の治療薬開発に繋がると考えられる。
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