研究課題/領域番号 |
18K09175
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
濱川 隆 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (40595394)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
窪田 泰江 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00381830)
太田 裕也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (20814255)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 前立腺肥大症 / 間質肥大 / TSP-1 / EMT / 上皮間葉転換 / モデル動物 / 間質 |
研究成果の概要 |
前立腺肥大症における間質肥大を反映したモデルラットを用いた検討では、前立腺肥大部においてEMTマーカーの発現が見られた。また、ヒト前立腺肥大組織を用いた検討では、EMTを誘導するTGFβの活性化因子であるTSP-1の発現が、前立腺肥大症の進行と相関すること、症状との関連があることが見いだされた。これらのことから、TSP-1は前立腺肥大症に対しての新たな治療ターゲットとしてのみならず、前立腺肥大症の進行予測マーカーとしての可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、前立腺肥大症に対する治療として、薬物療法がおこなわれている。薬物療法は、前立腺の弛緩と腺腫の縮小、血流改善によって症状を改善するが、必ずしもその効果は十分でない。前立腺肥大症の病理組織において間質成分が約70%を占めており、間質をターゲットとした治療薬の開発が求められている。また適切なタイミングで薬物療法から手術療法へと切り替える指標があれば、医療経済への負担を軽減することができる。本研究成果によって、TSP-1が新たな治療標的となる可能性、前立腺肥大症の進行を予測するマーカーの候補となる可能性が示された。
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