研究課題/領域番号 |
18K09196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
齊藤 源顕 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (60273893)
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研究分担者 |
清水 孝洋 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 准教授 (00363276)
東 洋一郎 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 講師 (80380062)
清水 翔吾 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 助教 (90721853)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下部尿路 / 過活動膀胱 / グリア細胞 / 排尿障害 / 脳卒中 / 脳卒中後遺症 / ミクログリア / 排尿筋過活動 / グリア / アストロサイト |
研究成果の概要 |
本研究は、脳卒中に起因する排尿障害の発症機序を脳内グリア細胞に着目して明らかにすることを目的とした。脳卒中 (MCAO) ラットでは、偽手術ラット群に比して、1回排尿量、膀胱容量及び排尿間隔が低値を示した一方、残尿、排尿効率、最大排尿筋圧及び無抑制収縮には有意差はみられなかった。ミノサイクリン(ミクログリア活性化阻害薬)前処置MCAOラットでは溶媒前投与MCAOラット群に比して、1回排尿量、膀胱容量及び排尿間隔が高値を示した。以上より、脳卒中に伴う頻尿に脳内ミクログリア活性化の関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中は治療後も後遺症が長期にわたって持続することが少なくない。このような脳卒中後遺症のなかでも排尿障害はそれ自身の医学的問題に加えてリハビリテーションの遅延や在宅生活への阻害因子となることから社会的にも重大な問題である。今年度得られた研究成果は世界で初めての知見であり、これらは未だ確立されていない脳内グリア細胞が関与する脳卒中後の排尿障害に対する治療法の開発につながる意義深い知見である。
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