研究課題/領域番号 |
18K09213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
野宮 正範 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (00398348)
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研究分担者 |
吉田 正貴 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 副院長 (20201858)
西井 久枝 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医師 (80506345)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 虚血 / 膀胱 / 下部尿路症状 / 加齢 / 前立腺 / 膀胱虚血 / 前立腺肥大症 / 生活習慣病 / 肉柱形成 / 線維化 / 膀胱粘膜微小血管 / 下部尿路機能障害 / 膀胱線維化 |
研究成果の概要 |
高齢者の下部尿路機能障害発症メカニズムにおいて膀胱血流障害(膀胱虚血)が注目されている。しかしながら、実臨床では、膀胱虚血を反映する簡便で再現性のあるバイオマーカーや検査法がない。本研究は、一般外来で行われる膀胱内視鏡検査の情報に加え、組織に接触することなく血流測定が可能なレーザードプラ血流計(非接触プローブ)を用いて膀胱粘膜の血流測定を行った。研究成果として、高齢者の膀胱壁構造変化(膀胱粘膜微小血管走行の変化)ならびに膀胱粘膜血流減少は、高齢者の下部尿路症状の重症度と関連すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レーザードプラ血流計(非接触プローブ)を用いた膀胱粘膜血流の評価法は、高齢患者にも侵襲少なく有用な検査法と思われる。膀胱微小循環を評価することにより、高齢者の下部尿路機能障害の病態解明、下部尿路症状の診断および治療効果の判定にも応用できると考える。つまり、下部尿路機能障害の領域に、これまでになかった血管保護と血流改善をターゲットとした新たな診断治療法を提案できる。
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