研究課題/領域番号 |
18K09219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石川 博士 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (70553973)
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研究分担者 |
生水 真紀夫 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (30226302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 子宮筋腫 / 血管内皮成長因子 / 低酸素 / 血管内皮増殖因子 / 低酸素誘導因子 / 子宮筋 / VEGF / xenograftモデル / 血管新生 |
研究成果の概要 |
子宮筋腫周囲筋層では、血管新生に重要な役割を果たす血管内皮成長因子(VEGFとVEGF受容体の発現が正常子宮筋、子宮筋腫よりも高いこと、さらに子宮筋腫の動物実験モデルに低酸素誘導因子(HIF-1)の阻害剤を投与すると、子宮筋腫の増大が止まることが明らかとなった。子宮筋腫周囲筋層の血管新生を阻害すると筋腫への血流供給が遮断され、筋腫におけるHIF-1の働きが阻害される可能性があるため、子宮筋腫周囲筋層の血管新生阻害は子宮筋腫の新たな治療戦略となる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮筋腫は産婦人科で最も多い腫瘍で、女性の3人に1人が罹患すると言われているが、その病態はいまだ解明されていない。現在の子宮筋腫に対する薬物療法は女性ホルモンの作用を遮断してしまうため、6か月以上の長期間の投与が認められておらず、新しい治療法の開発が求められている。 本研究で明らかとなった子宮筋腫周囲筋層の血管新生阻害効果は、女性のホルモンバランスを崩さない新しい子宮筋腫の治療法の開発につながると考えられる。
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