研究課題/領域番号 |
18K09224
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
折坂 誠 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (80324143)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 不妊治療 / 体外受精 / ミトコンドリア / 精子 / 卵子 / 酸化ストレス / 胚 / 品質管理 / 加齢 |
研究成果の概要 |
細胞内にはミトコンドリアの品質を管理するメカニズム(MQC)が存在する。本研究では、MQCを司るタンパクの一つであるMieapが、精子や卵子の機能に及ぼす影響を解析した。加齢やMQC機能低下の影響をより強く受けるのは、卵子でなく精子であった。細胞内のミトコンドリア品質管理を司るMieapは、精子の形態や運動能を保つために必須である。MQC機能が低下した精子は、体外受精環境で胚に酸化ストレスを誘導し、胚発育を抑制する可能性が推測された。一方で、本研究では、加齢に伴う妊孕能低下と、MQCシステムの関連を見出すことはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生殖細胞におけるミトコンドリア品質管理(MQC)システムは精子と卵子で異なり、特に精子ではMieapタンパクが重要な役割を担うことが明らかになった。MQC機能が低い精子は、体外受精の胚発育に悪影響を及ぼす可能性が示唆された。「生殖細胞の質とミトコンドリア機能」のコンセプトを体外受精に応用する場合、ターゲットは卵子でなく精子になると思われる。
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