研究課題/領域番号 |
18K09227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
澤田 健二郎 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00452392)
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研究分担者 |
馬淵 誠士 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00452441)
小玉 美智子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70791391)
木村 正 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90240845)
橋本 香映 大阪大学, 医学部附属病院, 特任准教授(常勤) (90612078)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣癌 / マイクロRNA / エクソソーム / バイオマーカー / DDS / 腹膜播種 / miR-99a-5p / miR-1290 |
研究成果の概要 |
進行卵巣癌の予後を改善させる方策として、患者細胞由来の小胞であるエクソソームを核酸医薬のキャリアとして用いた。エクソソームの供給源として、卵巣癌手術の際に摘出する大網より、線維芽細胞を分離初代培養し、その細胞上清よりエクソソームを抽出した。それに腫瘍抑制miRNAである miR-199a-3p を導入し、治療用エクソソームを作成、治療効果を検証した。卵巣癌細胞株に添加したところ、miRNA の良好な取り込みがみられ、標的がん遺伝子c-Metの発現が抑制され、癌細胞の浸潤能、増殖能が抑制された。卵巣癌モデルマウスに投与したところ、腫瘍に選択性高く取り込まれ、卵巣癌細胞の腹膜播種を有意に抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣癌患者大網由来のエクソソームを核酸試薬のキャリアとして用いた場合、卵巣がん細胞への選択性と効率の高い核酸の取り込みが期待でき、治療効果が期待できることを証明した。今後の新規の核酸治療への応用の可能性を提示した。腹膜播種は腹膜癌や婦人科癌に留まらず、胃癌や大腸癌などの消化器癌においても、極めて難治で、治癒はほぼ不可能である。今回の研究成果は、消化器癌などにおける腹膜播種形成にも応用できると考えており、新規の癌治療として臨床応用できる可能性を有している。
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