研究課題/領域番号 |
18K09246
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
村西 由紀 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (10554660)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発生学 / エピジェネティクス / 低栄養 / 繁殖 / 発生生物 / 不妊症 / 精巣発達 / 周産期 / マウス / 生殖器 / 発達 / 母体栄養 |
研究成果の概要 |
本研究では、母親の栄養失調がその仔(オス)の生殖機能へおよぼす影響についてマウスを用いて調査した。本結果は、妊娠中および授乳中に低タンパク食を与えられた母親から生まれた仔は、精巣の発達が悪く、コントロールと比較して明らかに精巣重量の低下を示した。しかし、精液性状や精巣組織構造に異常は確認されず、妊孕性もみられたが受精能力は著しく低下していた。精子の受精能の変化は、母体の栄養ストレスが、精子生理学、特に受精能獲得に影響を与え、仔の生殖機能に次世代まで続く長期的な影響を与える可能性があることが示された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎生期における母胎栄養がおよぼすエピジェネティックな影響は、子が大人になってからの2型糖尿病、脂質異常症、冠動脈疾患、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の発症原因となるだけでなく、生殖細胞を通じて子孫に受け継がれることが証明された。
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