研究課題/領域番号 |
18K09251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
米田 哲 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (30345590)
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研究分担者 |
齋藤 滋 富山大学, 大学本部, 学長 (30175351)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 切迫早産 / 子宮内炎症 / 子宮内感染 / 無菌性子宮内炎症 / 黄体ホルモン / 抗菌薬 / 子宮収縮抑制剤 / 子宮頸管ポリープ |
研究成果の概要 |
未破水切迫早産の主な原因は、子宮内炎症であり、児の未熟性の強い分娩週数が早期であるほど、その程度は重度であるという特徴がある。これまでにその原因が子宮内感染である場合には、適切な抗菌薬を投与することで妊娠期間の延長効果が認められることを報告した。 今回の研究では子宮内感染のない無菌性の切迫早産のうち、子宮内炎症が中等度であれば、黄体ホルモンを投与することにより、妊娠期間が約4週間延長することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
切迫早産と診断されると入院と子宮収縮抑制剤の点滴治療が必要であり、状況により2~4か月の長期入院が必要となることもある。この原因は多岐に渡るが、羊水検査(保険収載未)によって、子宮内の病原微生物の同定あるいは子宮内炎症の程度を評価することにより、これまでに成し得なかった病態別治療戦略が可能となる。 まだ後方視的な研究成果ではあるが、今後のさらなる臨床研究により、切迫早産に対する病態別治療戦略が可能となれば、周産期予後の改善ばかりでなく入院期間も短縮できる可能性がある。
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