研究課題/領域番号 |
18K09255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
内川 順子 信州大学, 医学部, 助教(特定雇用) (00722927)
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研究分担者 |
塩沢 丹里 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (20235493)
竹内 穂高 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (30816351)
宮本 強 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (70418721)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ARID1A / 子宮内膜癌 / 子宮内膜症 / 薬剤感受性 / マウスモデル / 異所性子宮内膜 / Arid1a |
研究成果の概要 |
子宮内膜腺上皮に遺伝子ノックアウト(KO)を誘導可能なマウスモデルにおいて、Arid1a-KOでは表現型に変化なく、Pten-KOでは1週後に異型増殖症となり、6~8週程度で多くが癌化した。Arid1aとPtenのダブルKOでは、10日以内に全例が癌化し、悪性度も高く6週後には死亡例が出始めた。このダブルKOの子宮内膜癌は、シスプラチン、HDAC阻害剤・メドロキシプロゲステロン酢酸併用療法、化合物A、Niraparib、天然化合物Bなどに対し、治療抵抗性を示した。また我々はマウス腹腔内に子宮内膜症性嚢胞を発症させるマウスモデルを確立し、ダブルKOを誘導することで癌化を誘導することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりARID1A機能欠失がAEHからEECへの進行を促進することが明らかとなった。EEC発癌マウスモデルは今後の薬物療法検討に役立つと考えられる。また、同様に子宮内膜症発癌マウスモデルは、子宮内膜症発癌研究や薬物療法研究に役立つ可能性が考えられる。
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