研究課題/領域番号 |
18K09258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
柴田 俊章 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (50529568)
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研究分担者 |
杉原 一廣 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (00265878)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 精子 / 精子活性化剤 / 糖分解酵素 / トランスレーショナルリサーチ / 生殖医学 |
研究成果の概要 |
我々は以前、ヒト精液中特定糖鎖が精子運動の活性化を調節していることを報告した。この特定糖鎖を分解する酵素であるエンド-β-ガラクトシダーゼ(EBGase)をヒト精子に添加すると精子運動が亢進することなどを明らかにし、精子運動の調節機構を分子レベルで解明した。加えて、この作用は精子運動活性に関与するのみでなく受精能や受精後の胚発生にも関与が示唆されることを見いだし報告している。本研究目的は、この精子活性化剤として注目しているEGBase製剤をヒト精子の運動能・受精能を高めて不妊治療に貢献する新規薬剤として臨床使用することを目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において不妊治療患者数は46万人以上にものぼりさらに増加している。また、不妊症は少子化対策をはじめ女性の社会進出や晩婚化や高齢化による人口バランスの歪みなど様々な社会的問題に関与しているため、生殖医療技術の進歩と向上は常に求められている。本研究目的は、精子活性化剤として注目している新規製剤をヒト精子の運動能・受精能を高めて不妊治療に貢献する新規薬剤として臨床使用することを目指す。 本研究の目標は注目薬剤を含む新規培養液の開発であるが、現段階では未だ試作段階である。今後、精子活性化別指標の検討や培養液組成に関する影響のさらなる追究を行うことを課題としている。
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