研究課題/領域番号 |
18K09261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
折出 亜希 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (00423278)
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研究分担者 |
金崎 春彦 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (10325053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | キスペプチン / GnRH / 視床下部 / CRH |
研究成果の概要 |
摂食抑制作用を示すグルカゴン様ペプチド-1 (GLP-1)とレプチンのゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)、キスペプチン発現に対する作用を視床下部ニューロンのモデル細胞を用いて調べた。GLP-1、レプチンはモデル細胞のキスペプチン発現を増加させたが、GLP-1はGnRH発現作用は有しなかった。副腎皮質ホルモン放出ホルモン(CRH)はストレスに関与するホルモンである。次に視床下部弓状核(ARC)キスペプチンニューロンのモデル細胞を用いて、キスペプチン発現に対するCRHの作用を調べた。ARCモデル細胞のCRH発現はエストラジオール刺激で増加し、CRHはこの細胞でキスペプチンの発現を減少させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性の生殖機能は視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)および、さらに上位から作用しているキスペプチンにより制御されている。視床下部は生殖のみならず、摂食行動やストレス反応の中枢でもある。視床下部ニューロンのモデル細胞を用いた本研究によりGLP-1、レプチン、CRHなどの摂食やストレスに関連するホルモンがキスペプチン、GnRHの発現に関与していることが明らかとなった。これらの成果は、臨床的に遭遇する肥満ややせ、ストレスによる月経異常の病因解明につながるものと考えられる。
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