研究課題/領域番号 |
18K09288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
吉野 潔 産業医科大学, 医学部, 教授 (90362730)
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研究分担者 |
上田 豊 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10346215)
小林 栄仁 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50614773)
松崎 慎哉 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (00467565)
中川 慧 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30650593)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣がん / プラチナ耐性 / 核酸医薬 / 明細胞癌 / 卵巣癌 / プラチナ感受性 / アネキシン / アネキシンA4 |
研究成果の概要 |
本研究ではANXA4の発現を抑制するオリゴヌクレオチドを作製しANXA4発現の抑制を試みた。その結果、ノックダウン効率の高い2つのアンチセンスオリゴ(ASO)を作成し得た。ANXA4 ASOを導入した細胞は、プラチナ製剤であるシスプラチンやカルボプラチンに対する感受性が高まり、プラチナ製剤の細胞内蓄積量が増加した(それぞれ34.0%、48.4%の増加)。モデルマウスを用いた実験では、ANXA4 ASOとシスプラチンを併用することで抗腫瘍効果が増強された。ANXA4 ASOが卵巣明細胞癌の治療選択肢となる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗がん剤が効かないタイプの卵巣癌に対して、アネキシンA4蛋白を抑制する核酸と抗がん剤の併用が実験のなかでは腫瘍縮小効果を示した。さらに研究を進めることによって将来新たな治療薬の候補となる可能性があり、難治性と考えられている卵巣がん患者さんの予後改善に貢献することが期待される。
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