研究課題/領域番号 |
18K09299
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
寺尾 泰久 順天堂大学, 医学部, 教授 (00348997)
|
研究分担者 |
野島 美知夫 順天堂大学, 医学部, 教授 (50198595)
金田 容秀 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60445517)
太田 剛志 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (80407254)
荻島 大貴 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (90327784)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 子宮体癌 / リンパ節転移 / バイオマーカー / ロングリードシーケンス / 個別化医療 / 産婦人科 / リスク評価 / リンパ節転移診断マーカー |
研究成果の概要 |
CAGE法による網羅的解析により、子宮体癌のリンパ節転移診断マーカーとして有用な2遺伝子を同定した。 マーカーの1つである新規転写開始点を持つTACC2新規アイソフォームは、同じ新規転写開始点を有するTACC2のisoformが複数確認された。そこでOxford Nanopore seqeuncerによる網羅的塩基配列決定を実施した結果、800種類を超える新規isoformを同定した。その複雑性は細胞株、正常子宮内膜、子宮体癌の違いによらず維持され、従来考えられてきた以上のスプライシングバリアントが存在し、下流の機能発現は複雑な転写産物の混合体により制御されている可能性を明らかにしえた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮体癌の再発低リスク症例ではリンパ節郭清は治療的意義に乏しくリンパ節郭清適用の個別化が必要である。申請者は術式適用判断の基準となるリンパ節転移リスク診断マーカーを同定するため、子宮体癌組織RNAをCAGE法により網羅的に解析した。この結果、リンパ節転移診断マーカーとして有用な2遺伝子を同定した。この同定の過程でTACC2新規アイソフォームが複数存在し、最も転移と相関するisoformを同定することは、診断精度の向上に寄与し得る。そこで、新規手法となる全長cDNAの網羅的解析を確立し実施した結果、800種類を超える新規isoformを同定され、転写制御の複雑性を明らかにしえた。
|