研究課題/領域番号 |
18K09317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
小河 孝夫 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90549908)
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研究分担者 |
清水 志乃 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (50505592)
中多 祐介 滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (80794958)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 好酸球性副鼻腔炎 / 酸化ストレス / HMGB1 / Calprotectin / IL-25 / IL-33 / TSLP / NADPH oxidase / アラーミン / HMGB-1 / アレルギー性鼻炎 / プロテアーゼ / スギ花粉症 / 慢性副鼻腔炎 / IL-18 / 好酸球性鼻副鼻腔炎 / S100蛋白 / HMGB1 |
研究成果の概要 |
上気道炎症における自然免疫の役割に注目し、感染や炎症によって上皮細胞などから放出されるアラーミンである、HMGB1, Calprotectin, TSLP, IL-25, IL-33, ATPなどの好酸球性副鼻腔炎における役割とその産生・制御機構について検討した。 好酸球性副鼻腔炎の鼻粘膜ではさまざまな抗原刺激によってこうしたアラーミンの発現が亢進し、酸化ストレス(NADPHオキシダーゼのうちDUOX1)がその放出に関わっていた。NADPHオキシダーゼ阻害薬の点鼻投与は好酸球性副鼻腔炎のモデルマウスで鼻粘膜の炎症を抑制し、新たな治療ターゲットになることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2015年に難病指定された好酸球性鼻副鼻腔炎は、著明な好酸球浸潤と多発する鼻茸、嗅覚障害を特徴とする難治性疾患で、いまだに病態が不明で、手術を行っても再発しやすく、ステロイド以外に有効な治療法がない。 本研究ではその病態にアラーミンとして上皮細胞から放出されるHMGB1, Calprotectin, TSLP, IL-25, IL-33, ATPなどによる自然免疫反応が重要で、酸化ストレスがその放出に関わっていることを明らかにした。さらに酸化ストレスの制御がマウスモデルでの鼻粘膜炎症を抑制することも確認し、新たな治療法の開発につながる可能性が考えられる。
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