研究課題/領域番号 |
18K09321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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研究分担者 |
山下 裕司 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00210419)
廣瀬 敬信 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (80555714)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 難聴 / 糖尿病 / 終末糖化産物 |
研究成果の概要 |
本研究では糖化ストレスに曝露された内耳において生成される終末糖化産物(AGEs)に着目した。糖尿病モデル動物を用いて,内耳においてAGEsが生成される時期や部位,その条件について検討した。その結果,聴覚障害を生じる前より内耳血管条へのAGEsの生成が観察された。さらに,AGEsの生成と炎症性サイトカイン,酸化ストレスと内耳微小血管の動脈硬化の関係についても検討を行った。AGEsの生成後に組織学的に血管障害が明らかになってきていることから,血管障害の原因としてAGEsの関与が疑われた。更にAGEs阻害物質メトホルミンを用いて,糖尿病に伴う難聴の予防が可能かどうか検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病は比較的頻度の多い疾患であるが,難聴の進行は患者のQOLを大きく低下させる。糖尿病に伴う難聴については以前からの詳細な形態学的研究が行われているが,難聴を予防する方法は明らかでなかった。本研究では糖化ストレスに曝露された内耳において生成される終末糖化産物(AGEs)が,難聴進行に関与する可能性を示した点で意義があったと考える。
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