研究課題/領域番号 |
18K09327
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
|
研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
岡本 秀彦 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (30588512)
|
研究分担者 |
木田 哲夫 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 室長 (80419861)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 雑音 / 聴性誘発反応 / 聴覚 / 聴覚時間分解能 / 脳波 / 脳磁図 / 経頭蓋電気刺激 / ヒト / 聴性定常反応 / 脳 / 経頭蓋交流電気刺激 / ヒト脳 / カクテルパーティ効果 / 聴性誘発脳磁場反応 / 脳律動 |
研究成果の概要 |
経頭蓋電気刺激装置を用いて脳に電気刺激を与え、その直後に電気刺激と関連のある音とない音により惹起された聴性誘発脳磁場反応を測定した。コロナ禍でデータ計測が遅れたため、現在データの解析を進めている。 コロナ禍で脳磁計の利用が困難であったため、脳波を用いた研究も行った。音声聴取に重要な「聴覚時間分解能」に注目し、雑音下の無音により惹起される聴性定常反応を測定した。その結果、無音区間の長さが聴性定常反応の振幅と位相に有意な影響を与えることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではどれだけ時間的に細かく音信号を処理できるかを示す「聴覚時間分解能」を、脳波を用いて他覚的に計測できることを示した。聴覚時間分解能は会話音の聴き取りに重要な役割を果たしているが、これまでは本人の反応(ボタン押し等)が必要であった。本研究の方法を用いれば、小児や認知症患者でも聴覚時間分解能を測定することが可能である。他覚的に聴覚時間分解能を計測することで、聴覚障害の診断や治療に役立つと考える。
|