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慢性副鼻腔炎におけるTGF-βが誘導する治療抵抗性メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K09329
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関東邦大学

研究代表者

吉川 衛  東邦大学, 医学部, 教授 (50277092)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード慢性副鼻腔炎 / エンドタイプ / TGF-β / エピジェネティクス / 線維芽細胞
研究成果の概要

慢性副鼻腔炎において、多くの症例では病態を制御することが可能となったが、手術やステロイドの局所投与等による治療を行っても再燃をくりかえす難治例が少なからず存在する。このような症例では、これまで報告されているような末梢血や組織中の好酸球増多を認めないことも多く、好酸球以外の難治化因子の存在が示唆される。
そのため、慢性副鼻腔炎の難治化に関わる新たな機序を解明することを目的として本研究課題を遂行したところ、TGF-β依存性エンドタイプに難治例が多く含まれていることを明らかにした。しかし、鼻組織由来の線維芽細胞において、当初予想していたTGF-βによって誘導されるエピジェネティクスは認められなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性副鼻腔炎におけるTGF-β依存性エンドタイプの同定により、新たな治療抵抗性の病態の存在を明らかにしたものの、TGF-βによって誘導される線維芽細胞のエピジェネティックな変化が慢性副鼻腔炎の難治化に関わる新たな機序であることは証明できなかった。
しかし、慢性副鼻腔炎患者の鼻組織由来の線維芽細胞において広範なDNAメチル化の変動を確認し、特にペリオスチン遺伝子のプロモーター領域に低メチル化を認めたことから、このメカニズムの解明により、既存の治療に抵抗性の病態に対する新規治療の開発や創薬に繋がる可能性が示唆された。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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