研究課題/領域番号 |
18K09332
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
谷口 雄一郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (30307475)
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研究分担者 |
森野 常太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00796352)
山本 和央 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50408449)
葛西 善行 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60813889)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 真珠腫性中耳炎 / 再生医療 / 細胞シート / 細胞培養 / 凍結細胞 / 癒着性中耳炎 / 中耳粘膜再生 / 鼻腔粘膜 |
研究成果の概要 |
本研究では難治性中耳炎に対する細胞シート治療の普及に向けて、鼻腔粘膜細胞シートの製品化をめざし、細胞シートの作製条件と輸送条件を最適化を行った。初代培養後の細胞を一時的に凍結保存し、この細胞を融解して培養することにより、鼻腔粘膜細胞シートの作製に成功した。これらの成果は、鼻腔粘膜細胞シートは輸送が可能であることを示し、今後の臨床試験や実用化において重要な成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鼻腔粘膜組織は5日間冷蔵保存ならびに凍結保存しても細胞の増殖が見られ、細胞シートを10枚作製するのに十分な細胞数が確保できた。これらの成果により、鼻腔粘膜細胞シートは輸送が可能であることを示し、今後の医師主導治験や実用化に向けた重要な臨床データを蓄積することに成功した。実用化後には、全国の病院で医療を展開することができる期待が高まった。凍結細胞を利用した鼻腔粘膜細胞シートの作製法を用いることで、再生医療等製品において問題となる細胞培養時期を容易に調整が可能となった。将来的には他家移植治療への応用展開も検討していきたい。
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