研究課題/領域番号 |
18K09345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 (2020-2022) 地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院(救急診療部、循環器病診療部、がん診療部、臨床診療部 (2019) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
山下 勝 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10635519)
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研究分担者 |
末廣 篤 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (00738247)
大森 孝一 京都大学, 医学研究科, 教授 (10233272)
楯谷 一郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (20526363)
岸本 曜 京都大学, 医学研究科, 助教 (80700517)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 喉頭 / 声帯 / 気管 / 粘膜上皮 / 粘膜再生 / 上気道 / 感染制御 / 悪性腫瘍 / 上気道傷害 / 気道組織再生 / 気道組織修復 / 気管再生 / 成長因子 / 線毛運動評価 / 喉頭再生 / 喉頭気管損傷モデル / 気道粘膜維持・修復機構 / 喉頭気管傷害モデル / 内視鏡下声帯粘膜損傷モデル / 喉頭気管 / 粘膜傷害 / 創傷治癒 |
研究成果の概要 |
喉頭気管粘膜の傷害からの修復機転の解明について研究を行った。 声帯粘膜傷害時のタイトジャンクションの回復状況についての解析、声帯粘膜線維化からの回復を目指しSerpinh1のsiRNAによる抑制、気管粘膜上皮の細胞極性維持機構解析、機能的気管上皮の再生を目指しコラーゲンスポンジに様々な成長因子を含ませての検討、粘膜傷害時のマクロファージの極性解析を行った。 その他、iPS細胞から誘導した多列線毛上皮を人工気管上に播種しラットにおいて生着実験を行った。また、気管上皮線毛機能の解析法の開発、IGFを使用した気管の器官培養評価系の開発、連鎖球菌付着に関するホスホリルコリンの役割について検証実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
喉頭・気管の粘膜上皮は外傷、炎症、悪性腫瘍手術などによって傷害され、気道という生命に直結する組織であるため、早期の機能的粘膜上皮の再生が望まれている。今回の様々な研究結果により、粘膜傷害によって変化する因子やその評価方法、修復・再生の促進法に関しての糸口が得られた。 各実験結果を組み合わせたり、さらに深めた研究を遂行することにより、気道粘膜傷害後の喀痰排出能や音声の維持、誤嚥の防止などに寄与する可能性がある。喉頭分泌腺や傷害された筋肉再生などについてはまだまだ解析が進んでいないこともあり、最終的には臓器そのものの修復・再生を目指して今後も研究を継続していく予定である。
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