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PET画像と循環腫瘍細胞モニタリングを組み合わせた遠隔転移と治療効果予測法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K09348
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関香川大学

研究代表者

星川 広史  香川大学, 医学部, 教授 (70294767)

研究分担者 大内 陽平  香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50795573)
森 照茂  香川大学, 医学部, 助教 (80568840)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードCTC / PET / 治療効果 / 頭頸部癌 / FDG PET / 頭頚部癌 / 循環腫瘍細胞 / PET画像 / 遠隔転移 / 治療効果予測
研究成果の概要

進行頭頸部癌22症例のうち、治療前の血中の循環腫瘍細胞数(CTC)を再発なし症例(11例)と再発あり症例(11例)で比較した結果、治療前のCTCtype1は再発なし群で有意に低い結果であった。上皮間葉転換の変化を有するCTCtype2は治療前には2群間で差は認めなかったが、治療後では有意差はないものの再発群で増加する傾向を認めた。血中の細胞由来のDNA (cfDNA)は2群間で有意な差を認めなかった。FDG PETのパラメータ は治療前、後のいずれにおいても再発なし、あり群で有意な差を認めなかった。さらに、予後との相関が指摘される末梢血から得られるデータからは2群間に有意な差を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん治療において治療効果を予見できる、あるいは治療に対する反応を正確に予見できるマーカーを知ることは、がんの適正な治療、個別化治療を推進する上でも極めて重要な要素となる。これまで画像検査、末梢血から得られる炎症や栄養を指標にしたパラメータなど、様々な指標が検討されてきたが、近年リキッドバイオプシーと呼ばれる循環細胞内のがん細胞、DNA、細胞外小胞などが有用なマーカーとなり得ることが示唆されている。今回、頭頸部癌領域においても循環腫瘍細胞CTCが治療効果を予見できる可能性を示したことは今後の治療法の選択や開発に大きな影響を与え得ると考える。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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