研究課題/領域番号 |
18K09351
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
畠山 博充 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 教授 (10455652)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 高齢者頭頸部癌 / 表在癌 / hetrogeneity / 扁平上皮癌 / 頭頸部癌 / heterogeneity / ゲノム / プロテオーム |
研究成果の概要 |
高齢者に多い表在癌は、高分化で緩徐な発育をきたすことが多く、均一な組織であることが多い。浸潤癌との違いを分子レベルで解明するために、頭頸部癌腫瘍内heterogeneityの分子群の解析を行う。これにより頭頸部癌のheterogeneityの発生メカニズムが解明されれば治療抵抗性に関する極めて有用な基礎的情報を提供するとともに、従来のTNM分類だけによることのない個々人、特に高齢者に最も適した治療の施行が期待できる。更に腫瘍組織周囲の非がん組織の解析をあわせて行い、各腫瘍蜂巣への増殖と抑制を試みる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの表在癌は発育が緩徐で、これまでの浸潤癌とは異なる臨床像を示すことが多い。病理組織検査ではそのmorphologyに差がなく、同一の扁平上皮癌として認識されている。網羅的遺伝子検査でも違いは明らかになっていない。その理由として、これまでの研究の多くが多症例間での比較にあり、同一腫瘍内での腫瘍の変化や周囲間葉組織の検討に対応していなかったためと考える。我々の研究では緩徐な発育を示す表在癌と進行癌となる浸潤癌を比較するところに重点を置きたい。今回は臨床研究のみの開示であるが、引き続き分子発現の結果を免疫染色を用いて行っている。
|