研究課題/領域番号 |
18K09362
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
佐藤 公則 久留米大学, 医学部, 客員教授 (70196228)
|
研究分担者 |
千年 俊一 久留米大学, 医学部, 教授 (20299514)
栗田 卓 久留米大学, 医学部, 助教 (20569355)
佐藤 公宣 久留米大学, 医学部, 助教 (30738852)
梅野 博仁 久留米大学, 医学部, 教授 (40203583)
佐藤 文彦 久留米大学, 医学部, 助教 (50770749)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 声帯 / 組織幹細胞 / 幹細胞ニッチ / 幹細胞システム / 異種性 / 階層性 / ヒト声帯 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
細胞と細胞外マトリックスが密に分布し、ヒト声帯の前端と後端に存在する声帯黄斑内には組織幹細胞(tissue stem cell)が存在し、黄斑は組織幹細胞を維持している幹細胞ニッチであることが解明された。またヒト声帯黄斑内の組織幹細胞には、異種性・階層性が存在していることが解明された。 ヒト声帯黄斑内の幹細胞システムが、発声に必須であるヒト固有の粘弾性を持った層構造の成長・発達・老化に関与し、声帯粘膜組織の恒常性を維持し、声帯が損傷した場合には失われた細胞を供給して声帯組織を再生させていることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトのコミュニケーションにとって、会話は重要であり、発声に関与するヒト声帯固有の組織構造は必須である。ヒト声帯の前端と後端に存在する声帯黄斑内には組織幹細胞が存在し、黄斑は組織幹細胞を維持している幹細胞ニッチであることが解明されたが、さらなるヒト声帯の組織幹細胞の基礎研究により、ヒト声帯の再生医療、すなわちcell sourceの探索、組織幹細胞と幹細胞ニッチの人為的操作による再生医療などが発展する礎になることが期待される。
|