研究課題/領域番号 |
18K09363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
望月 麻衣 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん幹細胞研究部, 研究員 (40726303)
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研究分担者 |
今井 隆之 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん幹細胞研究部, 特任研究員 (80408583)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 頭頸部がん / 下咽頭がん / がん幹細胞 / CD271 / 扁平上皮癌 / 下咽頭癌 / 頭頸部癌 / 細胞増殖 / 頭頚部癌 |
研究成果の概要 |
申請者らは、独自にバキュロウイルス発現系を用いてCD271タンパク抗原を作成し、マウスへ複数回免疫することで、独自のCD271抗体を産生するハイブリドーマを得た。抗体をヒト化し、免疫不全マウスに移植した腫瘍にヒト免疫細胞ともに投与したところ、腫瘍抑制効果が確認できた。 また、申請者らは下咽頭がんだけではなく、肺扁平上皮がんにおいてもCD271ががんの悪性化・増殖に寄与する分子であり、これを抑制することで腫瘍抑制効果が得られることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来有望な治療標的に乏しかった下咽頭がんにおいて、CD271を標的とした治療が有望であることを、独自に作成した抗体でin vitroおよびin vivoの両面で示したものである。さらに、申請者らは下咽頭がんと異なる臓器である肺から発生する扁平上皮がんにおいても、CD271が同様にがんの悪性化に寄与することを示し、CD271が下咽頭がんのみならず他の扁平上皮がんで広く治療標的となる可能性を示した。
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