研究課題/領域番号 |
18K09390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
荒木 幸仁 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 耳鼻咽喉科学, 教授 (70317220)
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研究分担者 |
塩谷 彰浩 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 耳鼻咽喉科学, 教授 (80215946)
宇野 光祐 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 耳鼻咽喉科科, 講師 (20464828)
冨藤 雅之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 耳鼻咽喉科科, 講師 (80327626)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | センチネルリンパ節 / 頭頸部癌 / 腫瘍溶解性ウイルス / センダイウイルス / 頭頸部がん / 頸部リンパ節転移 / 腫瘍溶解ウイルス / がん免疫療法 / センダイウイルスベクター / 転移抑制 / 頚部リンパ節転移 / リンパ節転移 / 遺伝子治療 / 機能温存 |
研究成果の概要 |
腫瘍溶解型センダイウイルス(BioKnife)の有効性に関する検討を行った。①原発巣に対する単独治療効果、②原発巣に対する治療後の腫瘍特異的免疫誘導による転移抑制効果、③原発巣に対する治療のよるセンチネルリンパ節転移抑制効果、を検討した。 ①では頭頸部扁平上皮癌細胞株に対するin vitiro、in vivoにおける治療効果を認めた。②については、舌扁平上皮癌疑似遠隔転移モデルにおける有意な遠隔転移抑制効果を認め、そのメカニズムとしてCD8陽性細胞誘導を認めた。③ではリンパ流によるセンチネルリンパ節移行、有意なリンパ節転移抑制効果を証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は頭頸部癌におけるSNを標的とした低侵襲治療の可能性を示した。これまでのSNを標的とした治療法の研究は、他領域を含めほとんど行われておらず、本研究では腫瘍溶解性ウイルスを用いることで、学術的な独自性の高い研究成果が得られた。SNNSや経口的手術自体が本邦を中心として発展してきた技術であり、日本発の新規治療戦略として、今後国際的に発展可能な研究テーマである。また本研究では頭頸部癌を標的としているが、他領域でも広く応用可能な治療戦略であり、汎用性や発展性は極めて広い研究である。
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