研究課題/領域番号 |
18K09411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
近間 泰一郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (00263765)
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研究分担者 |
高 知愛 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (70314797)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光線力学療法 / 角膜感染症 / 薬剤耐性 / 抗病原微生物 / アカントアメーバ |
研究成果の概要 |
本研究は、光感受性物質(TONS504)と光照射装置用いた光線力学的抗微生物化学療法(photodynamic antimicrobial chemotherapy: PACT)による新しい角膜感染症に対する臨床応用が究極の目的である。 本研究期間内に日本白色ウサギを用いてアカントアメーバ角膜炎モデルを確立し、TONS504-PACTにより50%以上で有効な治療効果を示すことができた。同時に、組織学的検討により角膜内皮および網膜への有害な影響がないことも確認された。総合的な成果として、TONS504-PACTについての必要な有効性、安全性のデータが着実に収集され、臨床応用に着実に近づいている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原微生物の種類を問わず殺病原体効果が期待できる抗微生物化学療法( PACT)を用いた新しい角膜感染症治療法の臨床応用の実現をめざす研究である。 この治療法が確立すれば、薬剤耐性病原微生物による角膜感染症にも早期から対処でき、視機能維持に大きく貢献することになる。また、抗微生物薬の使用を減らすことで新たな薬剤耐性(AMR)病原微生物の出現抑制につながることも期待できる。さらに、視機能低下や長期にわたる治療により生じる労働力の損失の軽減にも寄与すると考えている。
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