研究課題/領域番号 |
18K09437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東京大学 (2019-2021) 東北大学 (2018) |
研究代表者 |
国松 志保 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医(出向) (80301563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 視野障害 / ドライビングシミュレータ / 運転 / 視野障害患者 / アイトラッカー / 高齢視野狭窄患者 / 認知機能 / 緑内障 / 視野狭窄 / 据え置き型眼球運動計測装置 / 高齢運転者 |
研究成果の概要 |
視野障害が自動車運転能力に与える影響を検討するため、視野障害患者107名(平均年齢62.8±13.8歳)を対象として、アイトラッカー搭載ドライビングシミュレータ(DS)を施行した。その結果、年齢が高く、視野良好眼の視野が悪く、目の動きの少ない視野障害患者は、事故のリスクが高く、安全運転の指導にあたっては注意が必要であることが分かった。また、DS事故と視野障害の不一致率は、若年群では9.1±30.2%、中年群では12.5±32.5%、高齢群では37.9±45.1%と高齢になるほど増加しており、70才以上の視野障害患者は、視野障害と一致しない事故が増えるので、運転評価にあたっては注意が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴い、判断力、運動能力が低下していることに加えて、視野障害があり、加齢に伴い進行することにより、自動車事故のリスクがあがることが分かった。一方で、視線の動きの大きい視野障害患者の事故は少なく、安全運転の指導により、事故を減らすことができる可能性があることが分かった。
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