研究課題/領域番号 |
18K09454
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
野村 英一 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (00347303)
|
研究分担者 |
目黒 明 横浜市立大学, 医学研究科, 特任准教授 (60508802)
水木 信久 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90336579)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ベーチェット病 / HLA / 抗原ペプチド |
研究成果の概要 |
ベーチェット病(BD)は全身の諸臓器に急性の炎症を繰り返す難治性疾患である。BDの発症には特定の遺伝要因と環境要因が関与していると考えられており、BDはHLA-B*51およびHLA-A*26と顕著に相関することが知られている。本研究では、BDのHLAリスク因子(HLA-B*51、HLA-A*26)と結合するペプチドおよびその結合を阻害する低分子化合物のスクリーニングを行った。その結果、BDのHLAリスク因子に特異的に結合する病因ペプチドの候補を複数同定した。さらに、BDのHLAリスク因子と病因ペプチドの結合を阻害し、BDの炎症反応を制御する可能性のある低分子化合物の候補を複数見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベーチェット病(BD)の発症に関与する環境要因は未だ不明である。本研究において、BDの発症に関与する病因ペプチドの候補が同定されたことで、病因ペプチド由来の環境要因の解明が進展することが期待される。BDの環境要因が解明されれば、環境要因を考慮して患者の生活環境の改善を行うことで、疾患の進行が抑制されることが期待される。BDの進行抑制は、患者の予後の改善に繋がり、BDによる重篤例の低下を促進すると考えられる。また、HLAリスク因子と病因ペプチドの結合を阻害する低分子化合物の候補が見出されたことで、HLAリスク因子を有する患者を対象とした新規治療薬の開発も期待でき、その医学的意義は高いといえる。
|