研究課題/領域番号 |
18K09455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
畑中 宏樹 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (80368050)
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研究分担者 |
外園 千恵 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30216585)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / 網膜色素上皮細胞 / 線維化 / 脈絡膜血管新生 / 加齢性黄斑変性症 / 加齢黄斑変性症 / 血管新生 / エピジェネティック制御 / マクロファージ / ヒストン脱アせチル化 / 加齢黄斑変性(AMD) / 脈絡血管新生(CNV) / 瘢痕組織形成 / HDAC阻害 |
研究成果の概要 |
OBP801がTGF-β,TNF-αだけでなく, CTGF, PDGF等で誘導された線維性変化に対しても抑制効果を示した。また線維化誘導された細胞ではHAT遺伝子の発現が抑制され、細胞のHAT活性が減少していることが判明した。このepigenetic調節機構の破綻からの回復がOBP801における線維化抑制効果の作用機序であることを見出し、これらの研究成果を論文にまとめ投稿し受理された。また、OBP801の線維性組織形成阻害効果は、線維芽細胞にも有効であることが判明した。さらにOBP801の血管新生に対する直接的な抑制効果もプリミティブな結果であるが確認できている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢黄斑変性(AMD)は近年著しく増加中の重篤な視力障碍を引き起こす疾患である。現在主流の治療法である抗VEGF治療はCNV抑制を目的としており、視力予後因子である網膜組織の線維化に対する治療法は未だ存在しない。本研究で行われたOBP801の複数種細胞における線維性組織形成阻害効果の検証とその作用機序の解析、および血管内皮細胞に対する管腔形成阻害効果の実証により、CNVだけでなく線維性組織形成等を標的としたAMD治療薬としての開発が大きく前進したと言える。
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