研究課題/領域番号 |
18K09469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
Ding Wuxiao 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (90598757)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | フルオロウラシル / メラミンナノ粒子 / ナノチューブ / 複合化コンタクトレンズ / Hybrid hydrogel / Nanotube / Contact lens / 抗がん剤治療 / 涙液 / Melamine NanoTube / Melamine NanoParticle / 5-FU / soft contact lens / fluorouracil / nanoparticle / organic nanotube / melamine |
研究成果の概要 |
本研究は、がん患者におけるフルオロウラシル(5-FU)治療を受ける際、目への副作用を軽減するため涙液中の5-FUを吸着できるナノ材料および複合化コンタクトレンズ(CL)の製造を目指す。各種親疎水性や気孔率を有するメラミンナノ粒子を製造し、疎水性ナノ空間における水素結合力によって高い5-FU吸着能力を確認した。一方、メラミン残基をナノチューブの中空空間に導入すると、中空空間の親疎水性にかかわらず吸着効果は確認されなかった。ナノ材料と高分子材料の複合化を検討し、ナノ材料による高分子ゲールの物理強度や徐放性向上にも確認し、CL応用への用途開発の指針を示した。研究期間中、計4報の国際誌を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
5-FU治療を受けているがん患者のQOLを向上するため、涙液中極めた低い濃度の5-FUを吸着取り除くことが極めて重要な手段。本研究は、メラミンナノ粒子やメラミン残基修飾したナノチューブを設計合成し、5-FUの吸着性及びコンタクトレンズ(CL)との複合性を検討した。疎水性ナノ空間を有するメラミンナノ粒子は高い5-FU吸着能力を示している一方、メラミン残基修飾したナノチューブでの5-FU吸着は確認できなかった。ナノ材料と高分子材料の複合化を検討し、ナノ材料による高分子ゲールの物理強度や徐放性向上にも確認し、CL応用への用途開発の指針を示した。研究期間中、計4報の国際誌を発表した。
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