研究課題/領域番号 |
18K09474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長尾 宗朝 東北大学, 大学病院, 助教 (00364349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ケロイド / 肥厚性瘢痕 / 創傷治癒 / 線維芽細胞 / 脂肪細胞 / ケモカイン / 形成外科学関連 |
研究成果の概要 |
これまでに未分化の線維芽細胞は、前脂肪細胞と呼ばれることが知られている(Alessi MC.et.al. Horm Metab Res,2000ほか)。つまり正常であれば脂肪細胞に置き換わるはずの前駆細胞が、異常な線維芽細胞に形質転換していくことで線維増殖へのスパイラルに陥る、つまりケロイドや肥厚性瘢痕が生じる、といった仮説を立てた。 その前駆細胞などの細胞動員に重要な役割を果たしているケモカインに着目し、マウス肥厚性瘢痕モデルを用いてケモカインを標的とした解析を行なった。それにより、新たな肥厚性瘢痕治療の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いわゆる真性ケロイドは多発性に醜状瘢痕、疼痛、掻痒を伴い、患者は長期的に通院を余儀なくされ、著しくQOLが落ちる。そのため、ケロイドの機序解明、新たな治療法の開発は、そのような患者にとっても切実な願いである。 本研究においては、ケロイドや肥厚性瘢痕の発生過程における線維芽細胞と脂肪細胞の関連性につき、その細胞動員に重要な役割を担っているケモカインに着目して、研究を進めた。肥厚性瘢痕モデルマウスを用いて解析を行ない、新たな肥厚性瘢痕治療の可能性が見出された。
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