研究課題/領域番号 |
18K09479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坂本 道治 京都大学, 医学研究科, 講師 (40445044)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 培養表皮 / 熱傷 / 皮膚潰瘍 / 再生医療 / 成長因子 / 被覆材 / 同種細胞移植 / 動物実験モデル / 非臨床研究 / 創傷治癒 / 製造方法の確定 / 放射線滅菌 / 同種培養表皮 / 難治性潰瘍 |
研究成果の概要 |
乾燥同種培養表皮の製造方法を決定し、物理学的特性・作用機序・有効性について検討した。これらの結果から、乾燥同種培養表皮はヒト表皮細胞から成る膜構造が維持され、生理食塩水で含水したのちは、乾燥前と同等の性質を有することが確認された。生細胞をまったく含まないが、成長因子などの生理活性物質を含有し、創表面に密着して被覆することにより、表皮細胞の増殖・伸展を促進するものと考えられた。熱傷創や皮膚潰瘍に対する新しい治療法として期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広範囲熱傷の治療法として自家培養表皮が使用されているが、製造に長期間を要することや医療コストが非常に高額になるなどの問題点がある。同種培養表皮はドナーの細胞を用いて作製した培養表皮であり、これを乾燥して使用することで必要な時にすぐに使用できる、比較的安価な再生医療が実現できる。本研究において乾燥同種培養表皮の製造法やその特性が明らかとなり、動物モデルにおける安全性と有効性が示されたことで、製品化につながることが期待される。
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