研究課題/領域番号 |
18K09482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
難波 祐三郎 岡山大学, 大学病院, 教授 (00335605)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 子宮移植 / 子宮卵巣移植 / 性同一性障害 / 異性間移植 |
研究成果の概要 |
子宮卵巣移植モデルの確立を目指して手技の詳細、問題点の確立から開始した。雌ラットは雄ラットよりも体格が一回り小さく血管吻合やドナー採取に難渋した。手術時間を短縮するため、ドナー側・対側の子宮動静脈、卵巣動静脈のみで血流確保した場合の血流を短時間・長時間で評価、結果として片側の子宮動静脈及び片側子宮のみを挙上し移植を行うこととした。しかし、自家組織のみでの子宮移植の長期経過で安定した血流を確保可能な確立が低く、異性で構造が異なる雄ラットへの安定した組織移植は困難と考えられた。最終的に良好な結果を出すに至らず終了している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回研究成果として良好な子宮卵巣移植の動物モデルを作製出来ていれば、①性別適合手術時にトランス男性患者から摘出した子宮を、子宮移植を求める患者へ移植することで、子宮移植のドナー候補を増やすことが可能となる、②トランス女性やアンドロゲン不応症などの患者に付属器と同時に移植することでの妊娠を期待することも可能となる、といった意義に繋がったかもしれないが、今回の研究では良好な結果を得られず終了している。
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