研究課題/領域番号 |
18K09499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | びわこリハビリテーション専門職大学 (2020) 藍野大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
中野 法彦 びわこリハビリテーション専門職大学, リハビリテーション学部, 教授 (40322721)
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研究分担者 |
井出 千束 びわこリハビリテーション専門職大学, リハビリテーション学部, 教授 (70010080)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 骨髄間質細胞 / 神経再生 / 骨髄細胞 |
研究成果の概要 |
現在、脊髄損傷に対する効果的な治療法がないため、細胞移植による治療法の開発が期待されている。我々は、体性幹細胞の骨髄間質細胞や骨髄単核球細胞に注目し、脊髄損傷モデル動物に培養上清の投与あるいは細胞移植を行ったところ、形態学的および行動学的に脊髄損傷の回復が認められた。そして、その分子的メカニズムを明らかにするために、骨髄間質細胞と骨髄単核球細胞の分泌する神経再生因子の解析を行ったところ、いくつかの候補因子が見つかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国において、脊髄損傷患者は約10万人に上り、医学的な問題に加えて医療費や介護費など財政的・社会的な問題も抱えている。現在、人工多能性幹(iPS)細胞や体性幹細胞などの細胞移植が注目されて盛んに研究が進められているが、脊髄再生に対する分子的なメカニズムの解析はあまり進んでいない。本研究により神経再生に関わる分子群の一部が明らかになり、脊髄損傷に対して有効性と安全性の高い、細胞移植を必要としない、新たな治療法の開発の礎になると考えられる。
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