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歯根膜におけるメカノ・ケミカル機構の解明―直交する二つの細胞外線維の考証―

研究課題

研究課題/領域番号 18K09502
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

敦賀 英知  弘前大学, 保健学研究科, 教授 (30295901)

研究分担者 岡 暁子  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60452778)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード歯根膜 / 弾性系線維 / 細胞外線維 / 線維芽細胞
研究成果の概要

歯根膜のオキシタラン線維の走行は歯軸に平行に存在し、コラーゲン線維はオキシタラン線維とほぼ直交するように観察される。歯根膜細胞の培養系を用いて、オキシタラン線維とコラーゲン線維の位置関係を解析した。線維を捕捉するインテグリンαVとβ3およびα5とβ1はオキシタラ線維とコラーゲン線維ともに共存する傾向が認められた。また、細胞と線維の関係に着目してメカノ-シグナル系因子およびケミカル-シグナル系の解析を通して歯根膜特有の分子指標を肺胞線維芽細胞を比較対照群として解析した。その結果、PAKについて、歯根膜特有の特徴を示した。本研究結果は分子間解析を通して組織再生の標的分子として臨床応用が期待できる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯根膜におけるオキシタラン線維は、主線維であるコラーゲン線維とともに咬合力の干渉の役割を有すると考えられる。一方、肺胞においてもオキシタラン線維とコラーゲン線維は存在し、前者は呼吸運動に、後者は形態維持に関与する。両組織の線維系を比較することにより、歯根膜オキシタラン線維に特徴的な分子をターゲットとして再生治療に直接的な応用が期待される。また、呼吸器系領域においても肺胞線維芽細胞が効率的に両線維を新生することに応用でき、機能的肺胞維持の研究に貢献できるものと考える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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