研究課題/領域番号 |
18K09514
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
吉川 正信 東海大学, 医学部, 准教授 (90276791)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | マイクロダイアリシス / 唾液腺 / 神経伝達物質 / 唾液分泌 / アセチルコリン / 中枢神経 / 抗うつ薬 / セロトニン / 唾液腺マイクロダイアリシス |
研究成果の概要 |
これまで、唾液腺内の神経活動を直接モニタリングすることは困難であった。従来用いられてきた電気生理学的手法は唾液腺内の交感・副交感神経など複数の神経系活動を同時に直接モニターすることは難しく、唾液腺内神経活動測定法の確立が望まれていた。in vivo マイクロダイアリシス法を唾液腺に応用し、アセチルコリン・ノルエピネフリン・セロトニン・アミノ酸など複数の神経伝達物質をラット顎下腺内で同時にモニターすることにより、唾液腺内における各種神経伝達物質の遊離量が唾液分泌に与える影響を解析した。その結果、還流液中の神経伝達物質の遊離量が唾液腺内神経活動を反映していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唾液腺in vivoマイクロダイアリシス法が唾液腺内の副交感神経活動の変化を検出するための強力なツールになることが明らかとなった。唾液腺in vivoマイクロダイアリシス法を用いることで唾液腺内神経系を介する唾液腺機能調節機構が明らかにされれば、新たな口腔乾燥症治療薬が開発されることが期待される。
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