研究課題/領域番号 |
18K09516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
納富 拓也 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70542249)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 破骨細胞 / OPG / 光遺伝学 / 選別輸送 / リソソーム / RANKL / 細胞膜電位 |
研究成果の概要 |
骨粗鬆症を含む骨疾患に関する研究は、骨吸収を抑制することを目的として、破骨細胞形成因子であるRANKL分子を中心に進展してきたが、反作用を持つ破骨細胞分化抑制因子OPGについては、応用研究は少ない。RANKLとOPGに異なる蛍光タンパクを付与した分子を遺伝子導入した骨芽細胞を用いて、伸展刺激を行ったところ、長期の力学的刺激により、明確な選別輸送が認められた。また、光照射により膜電位変動を生じさせて、選別輸送の条件検討を行った。長期の光誘導脱分極により、OPGとRANKL分子との細胞膜への移行を確認した結果、特定の条件下で明確な選別輸送が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、RANKLとOPGの細胞内輸送経路に焦点を当てて検討した。従来の研究では、RANKLについての輸送経路についての検討が行われてきたが、OPGについては不明確であった。本研究で明らかになった、RANKLとOPGの細胞内輸送経路の違いは、破骨細胞形成と骨芽細胞機能に関わる分子メカニズムの新知見であり、骨量回復のための、骨粗鬆症治療薬の新たな標的につながる。
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